2017年04月28日

エアコン専用コンセントを設置してみた(ミサワホームO型の悲劇)

 我が家は、築30年ほどになるミサワホームO型です。特徴のある外観で、結露を防止するための小屋裏換気機能を備えた「越屋根」が屋根の上に載っています。この越屋根部分はロフトとして収納スペースになっています。
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ミサワホームのパンフレットより



◆はじまりは15年前
 平成14年7月、家電量販店でエアコンを購入し、2階の洋室に設置を依頼しました。1階のリビングと2階和室にはもともとエアコン用の専用コンセントが付いていましたが、この洋室には専用コンセントがありません。

 帰宅して、その部屋に入りがっかりしました。エアコンからは2メートルほどの電源コードが垂れ、その先に長い延長コードが接続されて、部屋の片隅のコンセントにささっているではありませんか。「なんだこれ〜!」
 そもそも、エアコンには専用コンセントが必要で、設置してくれるものだと思っていました。

 若干の不安はありました。ミサワホームO型には天井に点検口がありません。つまり1階の天井にも2階の天井にもアクセスができません。玄関ホールの吹き抜け中央部に、屋根裏まで続く配管用の大黒柱があり、その1階部分に点検口が1つ設けられているのみです。ここからは電話線と一部のコンセントとスイッチ用の配線しか通っていません。(建築当時の屋内配線図では分電盤から2階への配線はすべてこの柱の内部を通っていることになっているのに、実際には一つも通っていませんでした。おそらく、最も近道で壁の中を通して配線されていると思われます。(まったく!))
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玄関ホールの吹き抜け中央部に設けられた大黒柱

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唯一の点検口


 その日、次エアコンを購入するときには、自分で専用コンセントを取り付けようと決心しました。


 そして、ここ数年、エアコンの音が大きくなり効きも悪くなったので、専用コンセントを設置する計画を実行に移しました。


電気工事士二種の資格をとらなければはじまらない
 
 自分で電気工事を行うには、電気工事士の資格が必要です。昨年下期に受験をして、今年の1月に免許証を手に入れました。

 工事開始です。


どこに点検口用の穴をあけるかが大問題
 専用コンセントを取り付ける2階の洋室にアクセスできるようにする必要があります。通常なら押入れの天井あたりに点検口を設けますが、下地探しの専用工具を使って確認したところ、ミサワホームO型の2階の天井パネルはどこも手応えがなくスカスカです。

 確認のため、ロフトの天井パネルをはずしてみましたが、厄介なことに、2階の天井パネルは軽い耐熱ボードが天井裏でつりさげられているだけでした。これでは、2階の天井に穴をあけることができません。
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ロフト

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外した天井パネル

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ロフトの屋根裏

 考えた末、ロフトの壁に45cm×45cmの穴をあけることに決めました。位置的には和室の押し入れの天井裏になるはずです。和室の隣がコンセントを設置予定の洋室です。
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完成した点検口用の穴

 下地さがしにはProSensorという壁裏センサを利用しました。これはかなり優秀です。上の画像には柱があると思われる部分にテープを張り付けてあります。
 この穴をあけた位置は正解でした。ちょうど穴をあけた真下に梁?が一本通っていて、洋室の天井裏に唯一アクセスできそうです。
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既設のVVFケーブルが横切っていた

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目的の洋室は画像の左側になる

 そして、ちょうど専用コンセントを配置できる位置に段ボール製の円筒管が見つかりました。上部の挿入位置に「配線用」とスタンプされています。どの部屋にも壁内数カ所にこの段ボール製の配線用円筒管が配置されているようです。(やるな!O型)
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30年前ながら配線用の場所は確保されていた


 これで、配線の経路が決まりました。

  分電盤→1階の天井裏→大黒柱→ロフトの床下→2階の天井裏→洋室の専用コンセント

結局3箇所に穴をあけることに
 次に、分電盤から大黒柱までケーブルを通すために1階天井裏に30cm×30cmの穴をあけました。位置は分電盤がある洗面所の天井です。ここから、玄関ホールの大黒柱までそれほど遠くはないので、うまくいけばこれで、すべてケーブルが通せるかもしれないと・・・。
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ProSensorは優秀だ

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1階天井の点検口

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点検口から分電盤方向

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点検口から玄関ホール方向

 しかし、結果は画像のように洗面所と玄関ホールは桁材で区切られており、なんとか既存の穴から大黒柱までケーブルを通せないかと試みてみましたが、うまくいきません。大黒柱の点検口が低く、そこから内部にある1階天井裏部分へうまくアクセスできません。

 仕方なく、3つ目の穴を大黒柱の1階天井裏にアクセスできる位置にあけました。結局、大黒柱には2つの点検口が存在することに。(う〜ん。美しくない!)
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大黒柱にも穴をあけるはめに

 画像奥の穴が1階天井裏につながる部分です。これで、ようやく分電盤からのケーブルを大黒柱まで通すめどが立ちました。
 
◆専用コンセントの配線
 ケーブルの配線経路が確保できればあとは簡単です。

 運よく分電盤の配線遮断器が1つ余っていたのでそれを利用します。遮断器の定格が20Aなので、接続できるコンセントは15Aか20Aです。6〜7畳程度の部屋なので15Aでも十分ですが、余裕をもって20A用のEET(接地極・接地端子付)コンセントにしました。これなら、100V用ならどんなタイプの電源コードにも対応できます。配線は2.0mmの2芯VVFケーブルと1.6mmIV線(接地用)を使用しました。接地線は2階和室のエアコン用から分岐しました。
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分電盤の配線用遮断器

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一番上のVVFケーブルが今回追加したもの

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大黒柱内部へ配線

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大黒柱内部からロフトの床下へ配線

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ロフトの壁裏

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VVFケーブルと接地線

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目的の洋室内へ配線

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コンセント用の取り付け穴

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内部に配線用の段ボール製円筒が見える

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配線の引き出し

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コンセントへ接続

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取り付けたEETコンセント

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エアコン専用コンセントの設置完了


 そして、3月末に予定通りエアコンを買い替えました。(すっきり!)
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エアコン買い替え




 その後・・・、天井パネルもはずしていたので、ついでにロフトも拡張DIYしてみました。
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越屋根の棟木にライティングレール

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ロフトの床を拡張

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天井もいっぱいに使い壁紙を貼り直し

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 とりあえず、終了。
 
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2017年04月18日

開館20周年記念 平山郁夫平和の祈り 平山郁夫美術館(瀬戸内しまなみ海道を巡って)

 しまなみ海道をいつかは巡りたいと思っていたので、3月下旬に車で愛媛県に出かけ、道後温泉で一泊しました。翌日、今治市からしまなみ海道に入り、途中、生口島の平山郁夫美術館を訪れました。

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亀老山展望公園(大島)のパノラマ展望台ブリッジから撮影


 平山郁夫美術館は平山郁夫の出生の地(尾道市瀬戸田町)に平成9年に開館しました。
 この美術館では平山郁夫が広島で被爆する以前の幼年期(5歳〜15歳)から仏教伝来以降まで幅広い年代の平山芸術に出会うことができます。

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美術館の入口の門

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門からのアプローチを通って美術館へ

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ロビーから見える庭園

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ロビーからギャラリー方面を撮影(右側に喫茶オアシス)

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入場券とリーフレット



 失礼ながら、私はこれまで、平山画伯の絵画で感銘を受けたと思える作品に出会っていませんでした。偉大な作家であることには異論はありませんが、美しい絵だなあとは思いながらも、その作品につけられる価格を考えると白けてしまうのです。また、これまで見た仏画は私には観念的すぎて心に沁みませんでした。

 実物を見る機会が少ないせいかも・・・と思い数年前に山梨県にある平山郁夫シルクロード美術館へも足を運びました。常設展示の大作など数々の作品を鑑賞しましたが、私の思いは変わりませんでした。

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2013年に訪れた「平山郁夫シルクロード美術館」のリーフレット



 しかし、今回この美術館を訪れて初めて心に響く作品の数々に出会うことができました。ひょっとすると、平山郁夫の生い立ちや少年時代の絵画を目にし、人としての平山郁夫をより知ることで、私の平山画伯に対する印象が変わったせいかもしれません。

 小学校3年生のときに描いたという絵日記にも感動しました。構図一つとってもとても子供が描いた作品とは思えません。生き生きとした情景が伝わってきます。
 この美術館では、素直に「いいなあ」と思える作品に出会えました。来た甲斐がありました。

 平山郁夫作品を好きな人にはもちろんのこと、それほどでもない人にも一度は訪れていただきたいおすすめの美術館です。

 この美術館を後にして、次に私は岡山に向かいました。児島虎次郎の作品に出合うために・・・


 平山郁夫美術館 → 公式Webサイト


 平山郁夫シルクロード美術館 → 公式Webサイト
posted by flymoon at 22:26| Comment(0) | 美術館・美術展 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月30日

杉本美術館へ行ってきました

「杉本美術館」は、杉本健吉画伯から作品の寄贈をうけ、昭和62年愛知県知多郡美浜町に開館しました。
 杉本画伯は、この美術館の地下のアトリエで、晩年まで作品を描いていたとのことです。

 杉本美術館は緑に囲まれた美しい美術館ですが、訪れた日は工事中で、本館の大部分が覆われて見えなかったのでちょっと残念でした。
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杉本美術館パンフレットより

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本館と新館の渡り廊下


 杉本健吉(1905年ー2004年)は旧制愛知県立工業学校(現・愛知県立愛知工業高等学校)図案科を卒業後、グラフィックデザイナーとして多くの仕事を手がけました。名古屋市営地下鉄のマーク、名古屋鉄道や青柳ういろうの社章などが画伯の作品であることはよく知られています。
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名古屋市の市章○八をもとにデザインされた名古屋市営地下鉄のマーク

 美術館にはこれらグラフィックデザイナーとしての作品、小学生時代の油彩画、高校生時代の作品、洋画作品、絶賛された吉川英治作の「新・平家物語」・「私本太平記」の挿絵など、多様な作品が展示されており、とても楽しい時間を過ごすことができました。
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昭和25年から32年まで週刊朝日で連載された「新・平家物語」の挿絵


 また、四天王寺絵堂に奉納した「聖徳太子御絵伝障壁画」 (聖徳太子の一生が年代別に描かれた絵伝)の習作が数多く展示されていて、とても見ごたえがありました。

 そして印象に残ったエピソードを2つ。
 1つ目は、奈良で交流があった志賀直哉からの激励の書簡です。
「杉本健吉君は日展で続けて賞を貰い、急に世間に認められ、挿絵に装丁に今は流行児になっている。・・・今までの絵は世間的に認められるに丁度いいうまさに達したというに過ぎない・・・」

 杉本画伯は自分でもこの「今までの絵は世間的に認められるに丁度いいうまさに達したというに過ぎない」という個所を書き写し、アトリエに掲げ戒めとしたとのことです。

 2つ目は、84歳の時に右手を骨折して利き手で絵が描けなかった時期のことです。最初はかなり落ち込んだようですが、しばらくすると、利き手では描くことができない面白さがあると、左手での作品制作を楽しみ始めます。遊び心も満載で、この時期の作品には「健吉」ではなく「左吉」のサインや落款が記されています。

 なかなか、楽しい美術館でした。
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レクチャールームから伊勢湾を望む



 美術館の周辺観光としては”恋人の聖地”と言われる「野間の灯台」や無料でえびせんべいやコーヒー・お茶を飲食できる人気の「えびせんべいの里 美浜本店」などがあります。

 ちょっと足をのばすと、SKE48の歌碑が建てられている知多半島・最南端の「羽豆岬」があり、羽豆神社と続く羽豆岬の展望台からは渥美半島から伊勢志摩まで一望できます。
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羽豆岬の歌碑(2016年6月撮影)


 杉本美術館:公式Webサイト


タグ:杉本健吉
posted by flymoon at 23:32| Comment(0) | 美術館・美術展 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月26日

LOGICOOL ワイヤレストラックボール M570 の修理

 3年ほど使用してきたワイヤレストラックボールのクリックボタンが不調になり、クリックやドラッグがまともに動作しなくなりました。
 スイッチの寿命のようです。
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LOGICOOL ワイヤレストラックボール M570

 まずは、分解してみました。
 ボールをはずして、裏側の5カ所のねじを外せば分解できます。ねじは星形トルクスT6なので専用のビットが必要です。
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昔購入した特殊ドライバーセットが使用できます。1000円程度

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5カ所のねじを外します

 3箇所はゴム足で、1箇所は電池ホルダー内のシールでかくれているのではがす必要があります。

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取り外した基板

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使用されていたマイクロスイッチ

 基板についていたマイクロスイッチは「D2FC-F-7N」です。検索するとオムロンの「D2F-01F」の互換品で、どちらもAMAZONで販売されています。
 迷いましたが「CHINA」の文字が気になったので、オムロンの「D2F-01F」に交換することにして、5個セットを購入。
 ハンダ吸い取り器を使用してスイッチを取り外し、「D2F-01F」に交換します。
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スイッチを取り外した基板

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付いていたスイッチ(左側)と今回購入した「D2F-01F」

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取りつけ完了


 自分が失敗したので、組み立てるときの注意点を書いておきます。
(1)メイン基板をねじ止めするときに基板裏側のON/OFFスイッチとケース裏側のON/OFFスイッチの位置をあわせておく。
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写真では基板の裏のスイッチもケース裏のスイッチもOFF位置

(2)基板の取り付け穴をケースの突起に確実にはめてねじ止めする。
 特に、メイン基板上に取りつける小型の基板(進む・戻るボタン用)をケースの突起にあわせてねじ止めしないと、ずれて「進む・戻るボタン」が機能しなくなります。
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○印の突起に基板の穴を差し込んでねじ止め
左側の突起と基板の長穴がねじ止め用


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内部全体


 自分の手に合うマウスやトラックボールがなかなか見つからないので、もうしばらくこれを使用するつもりです。どうも自分は触覚過敏?なのか、ちょっと長くマウスに触れていると手に違和感を感じてしまいます。そういう時は、ワイヤレスの空中トラックボールに替えたりして気分転換していますが。。。
 
posted by flymoon at 00:16| Comment(0) | つれづれなるままに | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月18日

【遥アート】全商品15%割引!クーポンのご案内

 いつもオンラインショップ遥アートをご愛顧いただきありがとうございます。
 さて、この度、オンラインショップ遥アートにて利用していただける15%割引クーポンを用意しましたので、ご案内いたします。

クーポン内容
 オンラインショップ遥アートの全商品が表示価格より15%割引となります。

利用可能期間
 ご案内日〜平成29年3月31日まで

クーポンコード
 VDNB398K

ご利用方法
 クーポンの使い方

 なお、利用可能期間であればクーポンは何回でも利用可能です。
 この機会にぜひご活用ください。
posted by flymoon at 17:11| Comment(0) | 遥アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする