【遥アート】画集・レゾネと図録

 いずれも、作品図版、タイトル、制作年、素材・技法、寸法、署名の有無などの詳細データを確認することができます。例えば、私の持っている版画のレゾネは、シートのサイズや紙質、署名の位置やEDの位置、シートに押されたエンボスの加工データなども記載されているので、ある作品の真作・贋作の判断にも利用できます。
 
 しかし、画集・レゾネと図録では価格などが大きく異なります。

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展覧会や美術館で販売されている図録

 
画集・レゾネ
 画集やレゾネは美術書で、通常書店を通じて販売されます。画集やレゾネの価格には掲載されている作品の著作権料が含まれるため、一般的にとても高額です。
 レゾネ(カタログレゾネ)と表記される場合は、その作家の全作品のデータを収録した書籍となります。したがって、年代やジャンルを限定して複数冊編集される場合が多いです。例えば「版画レゾネ1987~1990」の場合は、その年代のその作家の全版画作品のデータが収録されています。
 
図録
 図録は書店ではなく、美術館のコレクションの記録としてその美術館で販売されたり、展覧会の作品の記録として展覧会会期中に会場で販売されます。美術館のコレクションや展覧会で展示されている作品については著作権料は発生しません。また、収録作品も限られるため画集やレゾネと比較するととても安価です。
 一般的に図録の値段は2~3千円程度です。
 ただし、会期中のみの販売で手に入りにくい図録の場合は、元の販売価格よりも高額で取引される場合もあります。



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