エアコン専用コンセントを設置してみた(ミサワホームO型の悲劇)

 我が家は、築30年ほどになるミサワホームO型です。特徴のある外観で、結露を防止するための小屋裏換気機能を備えた「越屋根」が屋根の上に載っています。この越屋根部分はロフトとして収納スペースになっています。
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ミサワホームのパンフレットより



◆はじまりは15年前
 平成14年7月、家電量販店でエアコンを購入し、2階の洋室に設置を依頼しました。1階のリビングと2階和室にはもともとエアコン用の専用コンセントが付いていましたが、この洋室には専用コンセントがありません。

 帰宅して、その部屋に入りがっかりしました。エアコンからは2メートルほどの電源コードが垂れ、その先に長い延長コードが接続されて、部屋の片隅のコンセントにささっているではありませんか。「なんだこれ~!」
 そもそも、エアコンには専用コンセントが必要で、設置してくれるものだと思っていました。

 若干の不安はありました。ミサワホームO型には天井に点検口がありません。つまり1階の天井にも2階の天井にもアクセスができません。玄関ホールの吹き抜け中央部に、屋根裏まで続く配線用の大黒柱があり、その1階部分に点検口が1つ設けられているのみです。ここからは電話線と一部のコンセントとスイッチ用の配線しか通っていません。(建築当時の屋内配線図では分電盤から2階への配線はすべてこの柱の内部を通っていることになっているのに、実際には一つも通っていませんでした。おそらく、最も近道で壁の中を通して配線されていると思われます。(まったく!))
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玄関ホールの吹き抜け中央部に設けられた大黒柱

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唯一の点検口


 その日、次エアコンを購入するときには、自分で専用コンセントを取り付けようと決心しました。


 そして、ここ数年、エアコンの音が大きくなり効きも悪くなったので、専用コンセントを設置する計画を実行に移しました。


電気工事士二種の資格をとらなければはじまらない
 
 自分で電気工事を行うには、電気工事士の資格が必要です。昨年下期に受験をして、今年の1月に免許証を手に入れました。

 工事開始です。


どこに点検口用の穴をあけるかが大問題
 専用コンセントを取り付ける2階の洋室にアクセスできるようにする必要があります。通常なら押入れの天井あたりに点検口を設けますが、下地探しの専用工具を使って確認したところ、ミサワホームO型の2階の天井パネルはどこも手応えがなくスカスカです。

 確認のため、ロフトの天井パネルをはずしてみましたが、厄介なことに、2階の天井パネルは軽い耐熱ボードが天井裏でつりさげられているだけでした。これでは、2階の天井に穴をあけることができません。
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ロフト

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外した天井パネル

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ロフトの屋根裏

 考えた末、ロフトの壁に45cm×45cmの穴をあけることに決めました。位置的には和室の押し入れの天井裏になるはずです。和室の隣がコンセントを設置予定の洋室です。
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完成した点検口用の穴

 下地さがしにはProSensorという壁裏センサを利用しました。これはかなり優秀です。上の画像には柱があると思われる部分にテープを張り付けてあります。
 この穴をあけた位置は正解でした。ちょうど穴をあけた真下に梁?が一本通っていて、洋室の天井裏に唯一アクセスできそうです。
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既設のVVFケーブルが横切っていた

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目的の洋室は画像の左側になる

 そして、ちょうど専用コンセントを配置できる位置に段ボール製の円筒管が見つかりました。上部の挿入位置に「配線用」とスタンプされています。どの部屋にも壁内数カ所にこの段ボール製の配線用円筒管が配置されているようです。(やるな!O型)
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30年前ながら配線用の場所は確保されていた


 これで、配線の経路が決まりました。

  分電盤→1階の天井裏→大黒柱→ロフトの床下→2階の天井裏→洋室の専用コンセント

結局3箇所に穴をあけることに
 次に、分電盤から大黒柱までケーブルを通すために1階天井裏に30cm×30cmの穴をあけました。位置は分電盤がある洗面所の天井です。ここから、玄関ホールの大黒柱までそれほど遠くはないので、うまくいけばこれで、すべてケーブルが通せるかもしれないと・・・。
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ProSensorは優秀だ

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1階天井の点検口

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点検口から分電盤方向

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点検口から玄関ホール方向

 しかし、結果は画像のように洗面所と玄関ホールは桁材で区切られており、なんとか既存の穴から大黒柱までケーブルを通せないかと試みてみましたが、うまくいきません。大黒柱の点検口が低く、そこから内部にある1階天井裏部分へうまくアクセスできません。

 仕方なく、3つ目の穴を大黒柱の1階天井裏にアクセスできる位置にあけました。結局、大黒柱には2つの点検口が存在することに。(う~ん。美しくない!)
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大黒柱にも穴をあけるはめに

 画像奥の穴が1階天井裏につながる部分です。これで、ようやく分電盤からのケーブルを大黒柱まで通すめどが立ちました。
 
◆専用コンセントの配線
 ケーブルの配線経路が確保できればあとは簡単です。

 運よく分電盤の配線遮断器が1つ余っていたのでそれを利用します。遮断器の定格が20Aなので、接続できるコンセントは15Aか20Aです。6~7畳程度の部屋なので15Aでも十分ですが、余裕をもって20A用のEET(接地極・接地端子付)コンセントにしました。これなら、100V用ならどんなタイプの電源コードにも対応できます。配線は2.0mmの2芯VVFケーブルと1.6mmIV線(接地用)を使用しました。接地線は2階和室のエアコン用から分岐しました。
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分電盤の配線用遮断器

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一番上のVVFケーブルが今回追加したもの

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大黒柱内部へ配線

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大黒柱内部からロフトの床下へ配線

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ロフトの壁裏

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VVFケーブルと接地線

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目的の洋室内へ配線

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コンセント用の取り付け穴

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内部に配線用の段ボール製円筒が見える

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配線の引き出し

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コンセントへ接続

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取り付けたEETコンセント

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エアコン専用コンセントの設置完了


 そして、3月末に予定通りエアコンを買い替えました。(すっきり!)
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エアコン買い替え



 ロフトの壁紙を貼り直し、市販の点検口を取り付けて、とりあえず終了です。
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ロフト内の点検口



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